スマートフォーンiPhone4のアンテナ問題はバンパーの無料配布で一件落着になりそうだが、アップルが気負って他社スマートフォンのアンテナ状況を記述したページは他社からの批判を受けて今月に入って記述内容が変更(削除)されたようだ。 さて、そのiPhoneのみならず、iPod touchやiPadまでアップル非公認アプリのインストールを可能にする脱獄(Jailbreak)の新しい手法が2日に公開された。
早速、たくさんのブログでその手法についての記事を載せているが、一例としてあげると、「iPoday」の「jailbreakme.com - iPhone4からiPad、iPod touchまでjailbreak!」が分かりやすい。
これまでの脱獄手法は、MacもしくはWindows用に開発されたプログラムをダウンロードし、一定の手順にしたがって起動し処理をしなければならず、iPhone OSのバージョンが変更になると、相応の脱獄プログラムを待つ必要があった。 しかし、今回、jailbreakme.comというサイトに紹介された方法は、単にiPhoneのブラウザSafariで本サイトを開くだけで出来てしまい、手法としては非常に簡単である。
今日まで本件を掲載したブログを見ると、Safariでjailbreakme.comにアクセスし掲載PDFファイルを開かせ、その際にスタックオーバーフローというエラーを起こさせて、脱獄アプリを組み込ませるものだとのことである。 ある意味ではコンピュータウイルスのように、システム(Safari)の脆弱性を利用したものと言える。 そういう意味では大変簡単操作で組み込みができる反面、きちんとした知識がなくて利用した場合は危険極まりない処置だとも言える。 また、本件ではMMS送信が出来ないなどの不具合があるとも記述しているページがある(Fix?)ので、安全な使用が可能か確証を得てから組み込んだ方が良いと思う。
そういう状況に際し、「もとまか日記」は「Jailbreakしたい人が読むべき3つの記事」という記事で、「iPhone.goodegg.jp」では、「信頼できないPDFはiPhoneで開かない!Jailbreakされる可能性あり!」という記事を掲載し、安易にjailbreakしないよう警鐘している。
因みに、当方のiPhoneは、3.1.2からiOS4.0へ上げる際に脱獄しており、iOS4.01については変更内容が微細なのでアップデートしていない。 そして、PDFファイルを安易に開くのは危険だと、Cydiaに早速掲載されたPDF Loading Warnerという警告ウインドウを表示するソフトを入れた。 上掲にあるように、悪意あるPDFファイルを安易に開かないためにもいいアプリだと思う。
下段、左が当該アプリインストール時の画面で、右がSafariでjailbreakme.comを開いた所。
slide to jailbreakすると、通常は下段右へと遷移するのだが、左写真のように警告ウインドウが表示されて、ワンクッション置かれたことになる。
なお、iPhone , iPad , iPod touch のOSバージョン毎の脱獄手法を一覧したページがあった。
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