「反戦な家づくり」で明月さんは、今日「アメリカ国債と売魂=菅内閣」という記事を書かれ、日本政府がアメリカ国債を買い続けて来た推移をグラフにして紹介されており、鳩山・亀井・小沢ラインが買い込みに歯止めをかけていたと記している。
所が、菅はその努力を霧消し、再びアメリカ国債を買い続けるのだとのこと。 国債は償還されるものという認識が一般にはあるが、アメリカ政府は借金で成り立っており還せる金なぞない。 基軸通貨であるドルだから印刷し続ければいいと彼等は思ってるのかもしれないが、大量に印刷すれば世界的なインフレを招き、世界経済が成り立たなくなる。 従い、米国債がただの紙切れになるのは自明の理で、しかも国債を買った金はイラクやアフガンにおける戦闘活動に使われているのであり、これから始まるかもしれないイランでの侵攻作戦の拠り所にもなるのである。 日本国民が汗水たらして貯めた金を湯水のごとくアメリカへ提供し戦争に使われ、金がないからと我々日本国民は増税に苦しむ。 年金問題はどこへ行ったのであろうか?
普天間基地問題は前政権の課題で、菅はすでに終わったこととし、米軍基地の現状を認めるスタンスでいるようで、そこには沖縄の人々の苦しみに寄せる心は持ち合わせていない。 市川房枝さんが存命であったら、何と嘆かれることであろうと思う。
そう、権力の頂点に立った醜い姿を菅に見る。
従い、菅がよほどの所信を表明しない限り、来月予定されている参議院選挙では民主党には投票しないと思う。 といって自民党は崩壊寸前にあり、みんなの党も胡散臭い、公明党も然り。
連立にけじめをつけた社民党(村山時代へ遡ると引っかかるものがあるが)と、郵貯改革法案の成立にむけて奔走して来た亀井静香が率いる国民新党が、目下の所、自分の選択肢である。 亀井さんは死刑制度廃止に向けての活動をされており、その一貫した信念には共感するものがある。
昨年の衆議院議員選挙と同様に、今回の参議院議員選挙も、今後の政治の方向を決める大事な選挙だと思う。 今から、誰に、どの党に投票するか決めておきたい。 そして、戦争をするためではなく、市民の生活や安全にむけてどれだけ活動しているかという視点で投票してほしいと思う。
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