鳩山内閣が終わった。
asahi.comは、「昨年9月16日に就任した鳩山由紀夫首相の在任期間は262日間で、細川護熙元首相に1日及ばず、現行憲法下の内閣では5番目の短さとなる。戦後初めて総選挙による本格的な政権交代で誕生した政権は、8カ月余りで幕を閉じる。」と報せている。
この8ヶ月を鳩山自身は評価しているようだが、司法改革(可視化法案など)や新聞社のテレビ局支配(クロスオーナーシップ)を禁止するクロスメディア禁止法案、郵政法案、やり残しは一杯ある。 そもそも普天間基地問題についてもヒラリーに甘い言葉をささやいただけで終わってしまっているのだ。
午後には菅が首相に指名されるという。 鳩山に対する期待が大きかったせいか、菅に希望していいのか、そもそも民主党に頼っても大丈夫なのか、確信が持てない。 今日の株式市況は交代を歓迎して昨日より上向いているらしい。 たいそうなことをしでかさないで、経済界の言うことを聞いてくれる首相として菅が受け入れられているのかもしれないが、その分どれだけ国民のことを考えてくれるか分からない。 大きい期待には失望も大きい。 まあ、あまり期待せず、でも国民に不都合なことはどんどん発信するというスタンスでいようと思うしかない。
さて、韓国統一地方選挙で与党ハンナラ党が惨敗したというニュースが流れていたが、昨年韓国を歩く中で李明博大統領は経済界と土建屋しか見ていないと不評の意見をしばしば聞いていた。 そして哨戒艇「天安号」の沈没原因に対し北朝鮮潜水艦からの魚雷攻撃だとした政府発表も敗因の理由になったように思った。 韓国国民は政府発表が疑わしいことを見抜いていたのでしょう。
先日、当方でも「爆発はなかった、魚雷もなかった」という記事を残したが、関連のドキュメントがメールで届いたので、PDF化して今日はここに残すことにした。
これだけ見ても韓国政府発表には疑問が感じられるが、ひょっとしたらこれはアメリカ政府の差金かもしれない。 ニューヨークツインタワー崩壊など所謂911事件を自作自演(inside job)しておきながら、それをイラクやアフガンを侵略する根拠にしたアメリカがやりそうなことである。 そういう状況を見ずに鳩山が東アジアの平和のためにと普天間基地存続や辺野古移転を認めたということは、鳩山にきちんとした理解がなかったのか、またはあってもアメリカ政府からの恫喝が並々ならぬもので回避できなかったかのどちらかであろう。
ただ、プレスリーの真似をしてブッシュの受けを狙った小泉より、オバマと台頭にわたり歩こうとした鳩山の方が、よほど日本国のことを考えていたと考える方が妥当のように思える。 でも、これまでの日本政府首脳がアメリカから飴と鞭で都合のいいようにされてきた歴史を見ると、その構図は今回も何ら変わらなかったということでしょう。
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