福島原発事故への抜本的な解決策が明らかにされないまま、福島県から千葉県にかけて出荷された農産物や魚介類に放射能汚染の可能性があると、市場売買が成り立たなくなっている。
風評や嘘、デマによる被害だと、政府はかかるようなことがあってはならないと盛んに言っているそうだが、3月11日以降種々の情報を政府が隠したまま国民に正しく開示して来なかったという姿勢では、国民は自分を守るために、ーその真偽にかかわらずー 目新しい情報に飛びつくのはやむを得ない。
政府や菅直人などは、原点に立ち返って国民が安心して生活できるために、どんな情報や支援が必要なのか考えてほしい。 一国の首長であるなら権力の座に拘泥するのではなく、自分の命を賭しても、被災者救済や国民のために働くべきだ。 被災現場へ視察と称して出かけるなんて愚の骨頂。 (出かけたからといって施策に反映されましたか? 節電啓発大臣の蓮舫って働いていますか?) 地震が発生して1ヶ月近く立つものの、いまだ1万人以上の行方不明者がおり、住む家や職を無くした人たちの不自由な避難生活は続いているのです。
小沢一郎さんが言う「国民の生活が一番」を理解できないか、理解しようとしない菅直人は、本当に馬鹿かもしれない。 これまでも「空き菅」「から菅」などと揶揄されてきているが、一般人の普通の思考が出来ない、たまたま手にした総理大臣の椅子にしがみついているだけの、権力亡者なのであろう。
こんなバカ菅がしきる政府は、放射能汚染水を海洋に勝手に流しておきながら、他国には影響がないと放言するばかりで、韓国などから問題視されている。 諸外国が、そんな菅直人や日本政府を問題解決能力を持ち合わせていないと見るのはまだいい。 そんな政治家を選び、そんな無能力な政府を許している日本国民って、いったい何だろうと疑問に思われたら、それこそ日本沈没。
ソニー、パナソニック、トヨタ、ニッサン 、世界の名だたる日本企業の製品に対する信頼もなくなり、日本製品はどこの国も買わなくなる。 それでなくとも韓国や中国企業にシフトしている欧米企業製品は多いそうだ。 世界第二位と誇っていた経済力は中国に抜かれたのを皮切りに、これからインドやブラジルなど、どんどん抜かれていくのではとついつい思ってしまう。 バカ菅のおかげで、そんな日本になるのは御免被りたいものです。
菅内閣は、自民党との大連立で、難局を乗り越えようとしているらしいが、その難局って、「民主党内閣が何の地震対策も出来ない」という自分たちの能力の無さであって、そんな所に自民党が助っ人で参画したって結果は火を見るより明らかでしょう。 もっともこれまでの自民党は原発行政を支えてきた張本人なのですから、その反省がはじめになければ全く意味がない。
経済産業省原子力保安院のトップや斑目春樹・原子力安全委員長はやっと、これまでの対策不備を認めたということだが、日本が地震国であるという点だけで見ても、日本の原子力発電所はどれをとっても安全なものはなく、水力や火力に加え、新しい代替エネルギーに替わることで、十分やっていけるということが、後段に記した小冊子などからも容易に分かるのです。 加え、原発の延長線上にあると思われる核兵器開発も全く無用のもの。
そこで、危険極まりない原子力発電所、特にいつ来てもおかしくない東海地震の断層上にある浜岡原発の運転をすみやかに停止する必要があるわけです。 もし浜岡で福島と同じような事故が発生したら、放射性物質は首都東京まで飛来することとなり、関東地方全域に亘って人間が住めない場所に、しかも東京は首都としての役目を果たさなくなる恐れがあるのです。
福島原発の事故を見て来たように、日本政府にも電力会社にも放射能漏れや原子炉溶解を抑える能力も技術も持ち合わせていないのです。
だから先ずは、 危険な浜岡原発はすぐにでも停止 すべきなのです。
そこで、次の日曜日(4月10日)、東京で、浜岡原発を停めるべく、市民集会とデモを開くと案内が届き、微力ながら自分たちも参加することにしました。
?切迫する東海地震・放射能は首都圏直撃・止めても大余裕の中部電力?
他にも市民有志がこの原発問題に立ち上がっているようで、「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」、そして「福島原発の『廃炉』を求める有志の会」の案内などが現在届いています。
そして、昨夕、はじめて購入した「日刊ゲンダイ」には、今の政府の無策振りをするどく突いている記事が載っていました。
◯大地震で民主政策はすべて破算 再び画策する”疫病神”仙谷を断罪する
中国電力が建設計画をすすめている上関原発の危険性を訴えている、祝島の人々のホームページに注文していた小冊子が昨日届きました。 誰にでもよく分かる冊子で、一人でも多くの人が危険な原発の存在を知ってほしいとつくづく思いました。
原子力発電がとまる日
脱原発を選んだ、ドイツからのメッセージ
2時間でわかる 原発の危険性のおはなし
小出裕章 講演録
原発計画30km圏内の光市民として
上関原発がもし稼働したら、周辺海域の水温は必ず上がるので、生態系が急激に代わり、まず水産業がたちいかなくなるでしょう。 広島のカキにしても、大分の城下カレイや鯖、あるいは明石のタコ?やフグなどの特産にしても収穫が減少したり、放射能汚染を心配する人々が買わなくなるかもしれません。
電力会社からの交付金や国からの補助金で地元が潤うのは一時だけで、福島原発の惨状を見るまでもなく、将来にわたって放射能漏れという不安材料を残すばかりでなのです。 瀬戸内海一帯にわたった水産業への影響が生ずるはずなのです。 上関原発の存在は 祝島だけの問題ではなく、瀬戸内海で生活している人々全体の問題なのだと思うのです。 「俺には関係ない」ではなく、周辺住民が自分たちの問題として認識してくれることを切に望んでいます。
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