菅直人は日本国の元首であり、その人物なり行動なりの多くを、我々が知ることはない。 かろうじてテレビや新聞の報道を垣間見たりするだけなので、その実像を知ることは難しい。 民主党の党首となって、総理大臣にもなっているのだから、相応の知識というか政治能力は持っているのでしょうと思います。
でも、大震災発生後のこの1ヶ月の行動を見ていると、日本人としても人間としても、実に情けないというか、普通の人間の感情を持ち合わせていないのではと思えてしまうのです。
大変な状況にある被災者が避難している場所へ視察だとわざわざ出かけ、土足で避難所の建家に入ろうとしたり、被災者への声掛けが上からの目線なのでした。 日本の皇室制度をすなおに認めるわけではないけど、天皇・皇后の被災者見舞いは、必ず屈んで被災者と同じ目線になって声をかけています。 たぶん上履きなどは事前に用意されていただろうけど、寒さなどは厭わずに、被災者と同じ思いで接したいという姿勢が如実に伝わって来ていました。 天皇・皇后のこういった市民を思う気持ちの一部でも、菅には見倣ってほしいものです。
この1ヶ月間にいくつも復興にむけた担当大臣の専任や専門会議の立ち上げがあったそうだが、どれも形ばかりで議長やメンバーはあいかわらず老齢な御用学者ばかり。 今、被災者が困っていることを解決してあげ、彼らの負担をなるべく早く減らしてあげることが急務なのです。 被災者住宅もエコタウン構想も大事だろうけど、不便な環境の中でもまず安心して休めて暮らせる日々を作ってあげることが大事で、そのために各省に専担組織を作ればいい。 大臣を増やしたって、結局は担当部門が動かなければ何もできないのだから。
福島原発の二の舞がないよう、全国の原発を一旦停止させて、地震・津波による防災体制ができているか検証するよう、号令をかけることも総理大臣であれば、その権限でできるはずだ。 被災者を助けるためには、少し不平等が発生しても、強権的であってもいい。 それができない総理大臣では、そもそも総理大臣になる資格が全くないということだ。
今週、土曜日(4月16日)、「菅首相の退陣、脱原発社会」をスローガンにデモが予定されると知った。 企画されている二見伸明さんという人物のことは知らなかったが、元公明党議員であったような記述をしているページを見て、あの宗教にかかわる人物で、その関係の人たちが集まるデモであれば止めておこうかなと思った。
そして、色々調べていたら、元運輸大臣の経歴を持つ方で、はじめは公明党に所属するも、新進党、自由党、民主党と遍歴し、かかる宗教からは破門されたそうだ。 既に政界からは離れているそうだが、宗教色がなく、真に菅直人の退陣と脱原発社会、そして実行力のある小沢一郎氏を願うデモであれば、参加してもいいかなと思うようになった。 (二見伸明のサイトはthe-jounal内にある。 ちょっと引っ掛かるかな?)
一日でも早く菅内閣を退陣させないと、日本という国が本当に沈没し、世界の国々から相手にされないほどの貧弱な国になってしまうことでしょう。 財界も、東京電力など電力会社を守るようなことを言わずに、日本そのものが沈没しないように思案すべきだ。
お金があれば、地震のない温暖な国へ行って暮らしたい所ですが、当方にはそんな蓄えはない。 とにもかくにも、日本がもう少しまともな社会、国になってほしいことを願って、稚拙な文章をブログに残し、時々デモ(パレード)に出かけているのです。
それにしても、東京電力の役員たちが、本社近くの帝国ホテルに日夜泊まっているそうだという話には合点がいかないし、ボランティアで被災地に入っている人達の報告を聞くと、毎日ホコリやアスベストに溢れた現場での作業だとか、また、ボランティア活動の中で無力さを感じ被災地をあとにしたような様子もうかがわれ、なんとも残念な気持ちにもなりました。 どんなに苦しい時でも希望があれば、被災者もボランティアも堪えることができるでしょう。 現場作業のほとんどを地元市町村にまかせたままでは、まだ手付かずの地域は多くあるようです。 これだけの規模の災害では収拾がつかないでしょう。 国の強いリーダーシップが求められているのです。
◯積立金3兆円!!「原子力村」天下り団体は今こそ、カネを吐き出せ <-電力会社の陰に隠れている天下り官僚や関係企業などなど。 ほとぼりが冷めるまで表に出ないよう画策しているとしたら、早晩矢面に立つことでしょう。
◯歴代自民党政権こそが原発事故の加害者だ <-その後塵を被って二進も三進もいかないのが菅首相。
◯<東日本大震災>児童7割死亡・不明 校長、無念さにじませ <-菅直人にこの記事を読ませたい。
◯大津波で原潜スクリュー損傷 <-原子力は発電所だけではないのです。 潜水艦も航空母艦も要らないのです。
◯原発にかかわったタレント、著名人の発言が注目 <-幇間じゃあるまいし、芸人だってタレントだってきちんとした意見を持つべきですね。 大宅映子なんて180度姿勢を転回するわけにもいかずに、何だか分からないことを言い出す。 これも電波芸者の一人だ。
◯東日本大震災 自転車で安否確認 「つぶやき」活動つなぐ <-こういう若い人の存在は本当に勇気づけられます。 ありがとう。
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