信濃町に下水道処理施設が出来たのは10年前、否もっと昔であったかもしれません。 その後、地域ごとに下水道菅の埋設工事が行われていましたが、昨年やっと我が地域にもやって来ました。
これまで台所などからの排水は地域に設置された合併浄化槽に注がれ、浄化され近くの川(鳥居川)に排水されているようです。 そして、トイレは簡易水洗式と呼ばれ、排便(尿)したあとに僅かな水で洗い流すような形で外の便槽に溜めるものでした。 要は、昔あったボットンベンジョと同じようなもので、溜まると業者へ連絡し汲取りを依頼するものでした。 家によっては、戸別に浄化槽を設置したり、それもバイオ式の所もあるようですが、半年毎に業者に依頼し清掃してもらう必要があるなど、それなりの管理が必要でした。 今回、下水道菅に直結したことで、そういう管理が不要となり気にしなくていい分、楽になったわけです。
町が設置した下水道菅につなぐためには、道路から1m範囲内の私有地に汚水マスを設置してもらうわけですが、昨年、町から設置の要不要の問い合わせがありました。 今回は、この汚水マスにトイレや台所の排水を流すための接続工事を建設業者にお願いしたものでした。 なお、町の汚水マスを設置した場合は、接続・未接続にかかわらず分担金35万円の負担が必要なようです。 この分担金は、一括支払いでも年毎でも、あるいは5年間20回払いでも可能です。 一括払いでも割引きはなく、また分割でも追加負担がないので、我が家では20回払いで申し込みしました。 また、今回、汚水マスを設置しなかった土地所有者が後日設置工事を行う時には、かなりの工事代金が必要となるという話でした。
汚水マスからつながったトラップマスという汚水槽が家屋に近い所にありますが、これは家内からの雑排水に含まれるゴミを貯める所で、時々蓋をあけて清掃する必要があります。(直径20cmほどの大きさ)
そして、トイレは完璧な水洗になりました。 これで客人が来られても気にしなくて済みます。 ご近所の家では、もっと大型の便器で、入ると便器の蓋が自動的に開き、済んで立ち上がると自動的に水が流れ、しかも蓋は自動的に閉まるという、全自動の便器を付けておられますが、我が家はそこまで便利でありません。 手動で蓋を開け、手動で水を流し、手動で蓋をするという形ですが、以前に比べると相当に近代的になりました。 下水道の利用負担が含まれた水道料金単価となり、月間水道料金は上がるとは思いますが、やっぱり衛生的で便利というのは何ごとにも変えられません。
綺麗に、しかも便利になったわけですが、一点問題があります。 冬場に凍結する恐れがあるということです。
住んでいる時は問題ないのですが、長く不在にする時は家の中がかなり冷えます。 便器やタンク内、またウォシュレット内に残った水が凍る心配があるのです。 タンク内の水は流し、便器内の水には不凍液を入れる。 そして、ウォシュレットや便座は保温状態にし、不要な毛布で便器を包むのです。 こうすればたぶん凍結しないであろうとのことです。 ウォシュレット部分は安くても7~8万円するそうです。 凍って破損させると、大きな負担が生ずるわけで、冬場は特に注意をしなければなりません。
加え、今回は薪ストーブのメンテをお願いしました。 20年を越えて使って来て、煙突の接続部分から煤を含んだ水滴がもれたり、ストーブの塗装が剥げたりしていたので、専門業者に点検してもらったわけです。
ガラスを支えている石綿なども交換し、煤を含んだ水滴で汚れたレンガも掃除してくださり、新品のように見違えたストーブとなりました。
加え、家内の煙突の横位置と縦位置部分にブラシを入れて掃除が出来る形になりました。 これまでは直角に接続された煙突で、横方向の掃除は出来ていたのですが、縦にはブラシが入らなかったのです。 斜めの部分の蓋を取ると、ブラシは横にも縦にも入るのです。
そして、外に出た煙突を1m延ばしました。 これまで風が強い時には、逆風が入り込んで室内に煙が噴き出してくるようなことがあったのですが、煙突の長さを延ばしたことで、そういう事象もなくなるということでした。
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