昨日は、夫婦で反原発集会&デモ 改め 脱原発集会&パレードに出かけて来ました。
地下鉄三田線の御成門駅に降り立ったのが12時45分。 地図で集会の場所を確認していたものの不案内でしたが、デモに参加するのではと思われる服装の方が結構歩いており、迷わずに地上に出ることができました。 そして警視庁の車数台を見て、たぶんその方向だろうと歩いていたら、プリンスホテルの真ん前の公園が集会の会場でした。 でも、道路より少し高台にあるので広場だというのが分かりにくい。
会場に到着し、あちこちでビラをもらうも、日差しが強くて桜の下に一時退避。 司会者の話の中で、
デモ ー> パレード ・ 反原発 ー> 脱原発
という言葉に合点するものがありました。 これまで実施されてきた学生運動や労働運動などでのデモは、体制に抗うという色彩が濃く、一般的には受け入れられにくい側面を持っていました。 反原発運動も平和運動も、我々の社会をより安全で暮らしやすい、良いものに変えて行きたいという願いの運動なのですが、運動に関心のない人にとっては、はなはだ迷惑な存在という思いがあるでしょうし、状況によっては極左や極右など特殊な人種が関わっている運動だという一方的な判断をされる方もおられるでしょう。
たくさんの警察官がデモの行列を警備したり、経済産業省ビルや東京電力本社ビル付近に一団の制服警官をおいているということは、結局は反体制的な性格を帯びている人物の行進だという意識が官憲にもあるのでしょう。 そういったことを考えると、内容的には当然デモンストレーションなのですが、パレード、そして反原発を脱原発と言い換えた方が何気に雰囲気を柔らかくできるように悟ったわけです。
司会者の話のあと、菜の花を携えた池田香代子さんと名古屋から来られたという若い女学生が話されましたが、今、菜の花プロジェクトという運動が動いているんですね。 菜の花は放射能を吸収し土壌を綺麗にしてくれるうえ、無害なナタネ油が取れるそうです。
そして今回のパレードは、歌を中心に進めると、斉藤和義さんの「ずっとウソだった」が紹介され、2時に出発。 先頭車のスピーカーからはパレードの趣旨説明や(ベ平連時代が懐かしい)We shall overcome の歌声などが聞こえていました。
途中、経済産業省ビル前では門扉が閉ざされ、かなりの数の警察官がガードしていましたが、我々ができるのは声を張り上げるだけ。 日比谷公園が見える西幸門前交差点で右折すると、まもなく日本プレスセンタービルが見えてきて、この5階に中部電力東京支社があるらしいのですが、休日は誰も社員はいないでしょう。 そして間もなく渦中の東京電力本社前。 放送局の中継車が止まり、こちらにも大勢の警察官が待機。 一段とパレード参加者の声があがりました。
数寄屋橋交差点に来て、買い物や行楽に来ているのでしょう、やっと一般人の往来が多くなりました。 東京駅八重洲口前を通り、日本銀行前の交差点を左に曲がって、小さな公園に4時到着で終了。 3?5百名の一団に分断され、最後のグループは4時半頃に着いていたでしょう。 出発時、司会者からは参加者2千名と発表されていましたが、グループの数から見ると3千名位の参加者になったのではないかと思われました。
日本のマスコミ取材はNHKとか札を下げている人がいたもののそうたくさんはいなかったでしょう。 それにひきかえ海外メディアというか、フリーランサーで発信しているのかもしれませんが、外国人の顔ぶれの方が目立って、それは到着地まで続いていたように思いました。
流れ解散ということであり、到着地は小さな公園でしたので、すぐに帰途につきましたが、そぞろ歩きというか、チンタラ歩きで結構疲れました。 昨年来、検察審査会糾弾(&反マスゴミ&小沢一郎支援)デモなどに参加してきましたが、今回は若者がたくさん参加されていました。 原発事故に危機感を持っておられる方は世代を問わず多いことが参加者の顔ぶれからもよく分かりました。
そして、夜のネットブラウジングの中で、高円寺の反原発デモは主催者発表で1万5千人と知り、エッエッエッと驚いた次第。 お祭りのようなデモであったようだし、物見遊山の若者もいたでしょうが、とにもかくにも原発の存在に疑問を持つ人々が多いということは、これからの脱原発運動に弾みがかかるようにも思われました。
◯「しまむら」の被災地支援にネット住民感動 <ーユニクロ、クロネコヤマト、ソフトバンク、他は? 企業イメージが変わりました。
◯<東日本大震災>過度な自粛 首相や閣僚から批判の声 <ーパート、フリーター、年金生活者などの気持ちが分かってない。 信用できない政府だから金を使えないというのが市井の人々の気持ち。
◯反原発のキャンドル・ジュン、意外な言葉 <ー反原発・脱原発運動は、電力会社や現場作業員を否定しているわけではありません。
◯だから東大教授はTVで「安全」を強調するのか <ーテレビは、大学教授、政治家(選挙)、弁護士等々、皆次のステップ(政界?)への足がかり
◯被災の浦安、再選挙へ=異例の「当選者なし」 <ー森田健作は状況判断ができないのかも?
(追記)ミニーさん所にビデオ画像が載っていました。 「居ても立ってもいられない」という気持ちが参加者の中に溢れていましたね。 菅直人や枝野、東電の会長や社長は、こういった市民の気持ちが分かっているのでしょうか? ビデオだと全体像が分かりますね、ありがとうございました。 ちなみに、映像の中に知人の姿が写っていました。
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