地震、津波および原発事故被災者に対する政府の対策は生ぬるいというか、今しなければいけないことをせず、復興のための会議や委員会など、アドバルーンを上げることだけに終始している。 しかも会議メンバーは相変わらず御用学者のオンパレード。 菅直人は被災地を訪問するも、その態度は被災者にとって優しさのかけらもない非情なもので、形だけの物見遊山の視察だとも言える。 今日初めて福島に入ったという枝野官房長官も、マスコミのカメラにむかって長々と話しているものの、何を言っているのか分からない。 当面何をしなければならないのか、政府として何をするのか、単刀直入に話すべきだし、ただちに実行に移すべきだ。 後ろ指さされないような、どうでもいいような、毒にも薬にもならない発言に終始していたと言える。
東京電力が当面の対策という工程を発表したが、これも具体的に何を意味しているか分からない。 国内のみならず海外も含め、東電に対する諸々の批判や非難を回避するための策のようにも思える。 株主総会時期に会長も社長も責任をとって退任するということだが、表に見えない退職金相当のカネをがっぽり掴んで退職して、ご本人の痛みはゼロ。 泣くのは原発被災者のみ。
福島原発がある双葉町は、ある意味では原発誘致で潤ったわけだし、東電の下請けなどで生活できて来たわけだから、東電に裏切られたと一方的に言うのは間違っている。 原発の怖さを住民も役場も十分に知らされなかったという点では残念だし不幸であったが、ある意味では民主党顧問である渡部恒三に類する政治家や歴代の県知事に騙されてきたともいえるであろう。 それでも元知事の佐藤栄佐久さんなどはプルサーマルに疑問を持ったがために冤罪にされたものの、今だもって原発に疑問をなげかけておられる。 我田引水、利益誘導ばかり考えている指導者のもとでは、結局最下層にいる市民が苦渋を強いられることになる。
だから政府の悪政に国民は怒らなければいけないのだが、東京都内でデモしても、「そういう運動は好きな人がやっているんでしょう」と関心を持たない人が実に多いように思われる。 やがて自分たちの問題になってくるし、5年後10年後には放射能を浴びた子供たちに白血病などの疾病が増えて来るでしょう。 今、怒らなければ、5年後10年後では、政治体制も変わってしまい国が病気の人を救済してくれることはないのです。
福島県と近県の野菜や魚に放射能物質が含まれていると、風評被害で売れなくなっているという。 農協や漁協は、その野菜や魚を東電に買い取ってもらえばいい。 買い取ってくれなければ、連日の事故対策でご苦労されているでしょうから職員の食事に供したいと、東電本社前に無償提供だと、放射能がいっぱいかぶった売れない野菜や魚を置いてくればいい。 そのくらいの実力行使に出たっていいのではないでしょうか! あまりにも日本人はおとなしすぎるし、自分たちが持つ権利を政治家や企業家に示すべきだと思うのです。
さて、統一地方選挙の後半戦が始まったとのことである。 被災者を救済できない、無能な菅直人を総理大臣の椅子から引きずり下ろすには、選挙における民主党の連敗記録を続けさせるしかない。 民主党員や今回の立候補者のなかにも、選挙民のことを真に考えている人がいるかもしれない。 縁故もあるかもしれない。 でも、菅直人をやめさせるためには、民主党の劣勢化が必要で、そのためにも民主党員、民主党推薦の立候補者を落とすことが肝要なのです。
クリントン国務長官が来日したとのこと。 日本国内でのこういった「菅おろし」の声が高まっていることに対し、牽制するために、菅を援助するために来たのでしょう。 アメリカ政府にとっては、同盟国としての意識付けを強め、駐留米軍費用などをこれまでと同様に日本に出させることが必要で、災害復旧のために減らされてはたまらないということだと思うのです。 外交なんて裏がいっぱいあるし、所詮自国の利益を考えているわけで、クリントンが同盟国だと殊更に強く言うことに我々は疑問を持たなければいけない。 末永く日本に高い経済を維持し儲けてもらい、アメリカ政府に上納してくれることだけを考えているのです。 アメリカ国債を買うって言ったって、国債なんて所詮紙っペラで、投資したカネは戻ってこない。 クリントンの美辞麗句に騙されてはいけない。
親分(オバマ)・子分(菅直人)の関係ではなく、小沢一郎さんのようにアメリカとも中国とも台頭な外交関係を持つことが、結局は日本にとっても国民にとっても有益なのです。
さて、今回の地震や原発事故に際し、色々な書籍に出会った。 図書館から借りてきたものもあるし、必要なものは購入した。 どれももっと早く出会っていればと思ったが仕方ない。
広瀬隆さんの「原子炉 時限爆弾」は増刷されたようで、やっとアマゾンにも在庫され、ここの書評は大変参考になると思いました。
太平洋戦争で日本が負けてから、アメリカ軍が連合軍として日本に駐留したわけだが、敗戦後の復興時期には、下山事件など未解決の数多くの事件が発生し、その殆どは駐留軍の指示のもとに起きた(起こされた)とも言われている。 田中角栄のロッキード事件も、中国と国交を回復しアメリカと一定の距離をおこうとしたがために、アメリカ政府がはめたものらしい。 最近では、植草一秀さん、鈴木宗男さん、佐藤栄佐久さん、村木厚子さん、三井環さん、事故を起こした警察官の過失を認めない高知白バイ事件、足利事件の菅谷利和さんなど冤罪被害者、未定なるも小沢一郎さんも、などなど司法による作為対象者であり犠牲者である。 ライブドア事件で自殺とされた野口英昭さんやロス刑務所で自殺したとされた三浦和義さんも真相は分からない。 政界、司法、経済界、宗教界、学界などの裏で動いている魔の手があるのだろう。 ロスチャイルドという世界的な大きな流れだと言う人もいるが私には分からない。
今度の地震の関連で知った地質学者の島村英紀さんは、政府がすすめていた地震予知連絡会を否定したがために、研究費の横領・汚職という罪を被せられ執行猶予付きの有罪になったとのこと。
日本のこの半世紀を見ても、実に不正義が多すぎる。 国民がこういう不正義を、誤魔化されたマスコミ報道ではない形で知り広めることがまずは大事だと思う。 隠された事件や事故の多くは、我々市民には知らされないし、真偽のほどを判断することは出来ない。 でも、「胡散臭さ」は感じることはできる。 そういう嗅覚や感性の中から、こういった事実を一人でも多くの人に喧伝し、健全な社会の樹立に向けた足がかりになればと思うのです。
◯福島原発事故の土壌浄化「チェルノブイリ救援・中部」が協力へ
◯こいつら信用できん! 菅・枝野・東電首脳陣の無責任極まりない
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