昨年の今頃は再び戦争はしないという願いを込めてWalk9と題した韓国巡礼の旅に出ていた。 旅は12月初旬に終わっていたが、その時の仲間たちが今年も色々企画して、日本と韓国の若者の交流会が開かれている。 その一つが、10月に行われた韓国・江華島でのイベントで、昨年のWalker以外にもたくさんの仲間が増えて参加したようであった。
あの旅そのものは大変意義のあるものであったと思うが、その後の動きは若者中心に行われており、我々ロートルが口を挟む場ではないと自認し遠くから眺めている。 ただ、日本と韓国の若者の交流の場が大きくなるのは大変良いのだが、どちらも正業についている人は少なく、社会の中で発言し核となるにはどうしても力不足になるであろうと感じている。 40年以上昔にいたヒッピーはそれなりに意識を持った若者であったが、やはり実社会から掛け離れた存在で、あの時の若者たちは今老境に入り往時を振り返り満たされた思いでおられるか、決してそうではないと思う。 現代の無垢な若者が国境や古の敵対関係を乗り越えて集うのは大事なことで、意義あるものと思うものの、やはり彼らの行く末が心配だ。 一方でいつの世も権力の座を目指す若者がいるし、権力を得るものにとって平和とか友好という意識は全く無用というより、むしろ邪魔なものであろう。 社会や企業(職場)の中枢にいて国内ばかりでなく近隣諸国との改善をはかる気持ちを持続させるためにはどうすれば良いのだろうか、明確な回答があったら知りたいものである。
昨年も色々な「アリラン」を聞いたし、日本の若者がレゲエ調アリランを歌って、韓国の若者に喜ばれていた。 またチンチルバン(韓国風サウナ - 入浴用の服を着て耐火煉瓦のようなもので造ったエスキモー風建屋)に入って歌の練習をし、ノモカンダなどは何度も発音を直されていた。 「ハナ」という曲は南北統一を願った曲で、意味も「一つ」。 これもなかなかいい曲です。
所で、昨年、韓国を歩いている時は、walk9.net というアドレスで韓国巡礼のホームページがあったが、今年に入ってから、そのアドレスがhttp://www.minamoto-life.com/walk9/に何故か変わっていた。 walk9.net というアドレスを別の形で使う予定があったのかもしれないが、今日、何気なくそのアドレスにアクセスしたら、不動産賃貸情報のページにつながってしまった。 walk9.net というアドレスは、かかる運動を続けるためには意味があったはずで、管理者不在でみすみす関係無い先に取られてしまったようで、非常に残念に思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿