先日、ねじめ正一著「商人(あきんど)」を読んだ。 伊勢出身の初代・高津伊兵衛が日本橋で鰹節問屋・伊勢屋を興し大店になったものの、二代目の時にお屋敷取引を他業者に取られ売り上げが激減。 二代目の弟が三代目となって商売を復活させる物語。 その伊勢屋が今日のにんべんなのです。
当初、伊勢屋は伊勢から鰹節を取り寄せて商いをしていたが、大阪商人の規制にはばまれ思うような商売ができず、また江戸人に合った味の鰹節を扱いたいと、伊豆や千葉に新しい鰹節工場を作り商売を広げて来たということです。 当初、伊勢屋が仕入た先が伊勢波切の網元・天白幸太夫で、その末裔が現在もまるてんという商号で鰹節関連の商品を販売している。 まるてんは、伊勢神宮や名古屋・高島屋に店を持つほか、都内周辺の高島屋の味百選という催事にもよく店を出している。
まだ1年も経っていないと思うが、このまるてんの天白さんご夫婦と知り合い、お互いに通じるものがあって、それ以来親しくお付き合いさせていただいている。
そのまるてんのかつおぶしを少しばかりであったが、昨日、町長選最終日の夜7時、選挙カーで通りかかった横川まさともさんに差し上げたのでした。
伊勢神宮のかつおぶし → 勝つ
の験担(げんかつ)ぎなのです。 今日、町内には投票を呼びかける選挙管理委員会の車やって来ていましたが、どんな結果になるでしょうか? 投票時限は20時で、21時頃から開票作業が始まるようです。 信毎によれば有権者数は8266名だそうで、投票率70%台として有効投票数6000。 当選ラインは2500~3000? 結果が判明するのは22時頃でしょう。
「商人(あきんど)」は、どちらかというとにんべんが草創期を書籍で残そうと支援した形で書かれたようで、小説としてはそれほど優れているとは思えませんでした。 まるてんの商品については以前当ブログのこちらにも記したことがあります。
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