信濃町の町長選挙は今月16日告示21日投票という予定で、二期目を目指す現町長に加え新人候補2名の、3名が立候補し争われるようです。 その3名は、永原和男氏(信越病院前事務長)、松木重博氏(現町長)、横川正知氏(町役場元助役)で、それぞれの経歴を見ると、皆、町行政に関わってこられた方々のようです。
当方は、従前より横川正知氏を応援していますが、郵便ポストに他の方々の会報が配布されていたので、三者を比較する意味で、ここに掲載することにしました。
さて、選挙人が候補者を選ぶ視点は何でしょうか? 信濃町ではたぶん一番大事にされるであろう、縁戚とか地縁、友人など末梢的な視点は排除すべきものと思います。 自分なりに考えると、 1.人柄 2.熱意 3.行政手腕 ではないかと思います。 また、二期目をねらう現町長にとっては一期目の仕事(成果)に対する住民からの信認投票という意味があります。
お三方の会報だけ(それも一部)を見比べた所、現町長の松木重博氏のは、町行政の課題をただ羅列したもので、4年間の仕事に対する自らの評価や次期への抱負など、(4年間で出来た事、出来なかった事、次期にしなければいけない事など)がないのです。 前回の選挙の時、現町長と前町長が争ったわけですが、その時の前町長と同じ手法が今回の選挙でも見られるのです。 しかも一例として上げると、「美しい自然環境を守り次世代へ残す - 公害のない町」というフレーズがありますが、野尻・赤川地区への産業廃棄物施設計画に対し町としては反対だが町長としては中立だと言明されていました。 また、長野県から産廃施設設置の話があったら受けざるを得ないというような話をされていたとも聞きます。 産廃施設は住民にとって百害あって一利なしなのに、そのような中途半端な姿勢ではこの先どうなるのか非常に心もとないと云えます。 別に、「女子中学生の子宮頸癌ワクチンの助成」という項目がありますが、このワクチンは安易に行うものでなく、その弊害までよく理解されて記されているのかはなはだ疑問に思えてしまいました。 また、町立信越病院の改築を進めるとも言います。 確かに設備が揃って綺麗な病院を町民は望んでいるかもしれませんが、そのためには膨大な運営コストがかかります。 しかし、信濃町の人口は減る一方で、しかも高齢化が進んでおり、当然税収入も減少傾向にあるわけで、そんな中にあって病院の規模、近隣病院との連携などの検討を行い、財政への負担軽減を念頭に置くべきで、やみくもに改築や設備拡充を上げるべきではないと思います。
新人候補のお一人である、永原和男氏については全く存じ上げていませんが、会報でしょうか実現ネットニュース2号を見る限りでは、どのような所信を表明されているのか分からないものの、福祉や病院を強調されている所に少し違和感を感じました。 子育てや福祉、病院や介護など、ともに大事なことですが、町政には他にも大事なことがたくさんあるでしょう。 福祉や病院に町税を使いきってしまえば他の事業はできなくなってしまいます。 いかに規模を小さくして(経費をかけずに)効果が出るような施策を練る必要があると思うのです。 そのために町民自ら出来る事、我慢する事などを一緒に考えるべきです。
町の税収入はごくわずかで、殆どが補助金や借り入れで賄っていると思うのです。 財政負担を軽くし、町民も無駄な要求を町役場にせず、みずから一緒に働き、健康で豊かな町づくりに協力すべきなのです。 そういう立場におられる横川正知氏の方が町の現実を一番捉えていると私は思うのです。
○松木重博氏
○永原和男氏(ポストには2号しか入っていませんでした)
○横川正知氏(他に2号、3号があります)
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