アメリカやフランスで大雪が降り交通に障害が発生したと海外ニュースが流れていたが、常住場所でも昨日あたりから冷えて、朝起きると窓辺が結露するようになりました。 黒姫の天気予報にも雪マークが交じることが多くなり、今朝は我が家の畑もうっすらと白くなったものの、すぐに溶けてしまいました。(先日設置したネットワークカメラで確認) 明日17日は黒姫スノーパークの営業開始日ですが、たぶんゲレンデの積雪は多くないので実際の営業はまだ先になることでしょう。
さて、海外に駐在している息子が数日前に日本国内での営業活動と休暇を兼ねて帰国した。 本人は1年程前まではカナダで、現在はヨーロッパで営業活動をしており、飛行機による移動には慣れているものの、やはり日本時間に慣れるためには日時を要するようです。 所謂、時差ぼけ(jet lag)で、昼間から布団に横になったり、就寝時間になってもパソコンの前で仕事をしていたり、寝たかと思うと早朝に起きて来たりで、この間我々の生活サイクルが脅かされるのが実際なのです。 加え、家内は健康に良い日本食を食べさせようと心をくだいています。
そして再び赴任地に戻る際には、日本食用の食材やら健康維持のための諸々を揃えてトランクに入れてあげるのです。 そんな心配りが今もって出来るのも、親としては一種喜びなのかもしれません。
でも家で仕事をしている姿を垣間見ていると、よくやっているなというのが一番の印象です。 出世とか社内の評価というものより、本人が今の仕事に満足しやる気に溢れているのが、傍から見ていて分かり実に嬉しいものです。 プレゼンテーション用資料をまとめ、海外の業者とはIP電話でやり取りし、国内販社への営業だと今日は秋田、明日は金沢と日帰りし、そして静岡、兵庫などと販路を広げるための活動は続くようで、御用納めの28日頃になってからやっと自分の休暇時間になるようです。 でも正月早々には赴任地に戻ります。 親としては、事故に遭わないよう、健康を損なわないようにと、それだけを願うのみです。
我が家では息子達を育てる時、兄弟や他人との比較や競争というものを親としては極力排除し、大学進学も自分が行きたければ行けばいいし、自分がやりたいことをすればいいと言い続けていました。 ある意味では突き放していたというか、親と息子達との間に一定の距離をおいていたので、本人達は自分でどうにかしなければと思ったのでしょう。 就職先を探す時でもバブル崩壊後の氷河期に入っており、いくつもの会社をたずね苦労していたと思います。 そんな中で見つけた仕事に時として嫌気や落胆もあったでしょうが、えいえいとこなし続けた結果、現在の彼らを生み本人達の自信にも繋がっているのではと思うのです。 自分の何十年前の在職経験や知識が今の世に通用するとは到底思えないので、彼らを育てていた時期と同様に、離れた位置から静かに支えていたいというのが親としての我々の今の心境なのです。
それにしても、今はパソコンやネットワークの時代。 地球の反対側にいても、電話をしなくても、ブログやツイッターなどで元気にしている様子が分かり、必要な物があればEMS便で数日で送れ、実にいい世の中になったものだと思うのです。