我が家のパソコンもノート型が主流となってきたものの、いまだ旧いデスク型が2台ある。 ともにウインドウズXPで、AMD機は起動から終了までどの場面でも遅くなって廃棄対象になっているが、PENTIUM4はそれでもどうにか使えている。 その代わり、デスクトップ表示をクラシックにするなど重たい作業は一様にオフにしているが、いかんせんハードディスクの容量が80Gと少ない。 Cドライブに20Gしか割り当ててないので、スワップ作業にも時間がかかっているようだ。 300Gか500GのHDに交換しようと思いたち、ネットショップを見ると3.5インチタイプはどこも安くて3千円代から販売されており、どうせならと1Tの容量のものにしたが、それでも5千円代でお釣りが来た。 ノートPC用の2.5インチタイプでも500Gが1万円を割っており、メモリやHDDの昨今の価格を見ると隔世の感があります。
ところで、これまでも度々パソコンを廃棄してきましたが、当方ではHDDのファイルが第三者に見られてしまわないようにと(ファイル削除しても意外に簡単な方法で見れてしまう)、本体のみを廃棄し外したHDDは保管していました。 外付けドライブとしての再利用が可能だとも思っていたでした。 ただどれも80Gとか200Gとかの容量で、昨今大容量ディスクが安くなっていることもあり、また接続形式がATAからSATA(2)に代わっていることもあって、段々旧いHDDを保存しておく意味がなくなって来ました。 まず使えないと思われるHDDを捨てる時はハンマーで叩いて物理的に破壊しアクセスできないようしています。
先日、アマゾンから届いた1TのHDDをUSBに接続し、既にダウンロードしておいたPartition Wizard Home Edition を起動し、まずCドライブをDisk1にパーティションコピーし、同時に領域を20Gから300Gへと広げた。 Dドライブも同様の処理を行う。 コピー先のCドライブのStatusはアクティブ、Typeはプライマリーに設定した。 しかし、装着してもIPLの段階でHDDを読みに行かない。
そこでネット検索して調べた所、HDDの先頭に付くMBRが複写されていないのではと考え、Partition Wizard のRebuild MBRを行った。 これでHDDを起動すると、XPの起動画面は出るのだが、その後画面遷移がなく、時折ログインウインドウなどが表示されるのみで、その先へは進まない。 パーティションをコピーする際に、領域の拡大をしたのがまずいのかと思い、全く同一サイズでのコピーをしたが、それでも起動しない。
Partition Wizard の使い方が悪いのか(MBRが正常な状態になっていないのかもしれない)、そこでEASEUS Disk Copy というフリーソフトをみつけ、パーティション毎ではなく、ディスク単位でのコピーを思いつき作業を進めた。 結果、それが正解で、その後にパーティションの移動やら領域拡大などを図って、目的の作業を終えました。EASEUS Disk Copy はディスクイメージでダウンロードしますので、そのままCDに焼く必要があり、本体側では最初からこのCDで起動して作業します。
換装作業後、メモリもCPUも従前と同じなので、処理速度が早くなったような気は特段しませんが、HDの空き容量を気にしなくて良い分、使い勝手は良いと思います。
こういう作業の場合、ウインドウズよりMacの方が使い勝手が良いと思います。 OSXに付いているディスクユーティリティを起動し、領域確保や初期化をしておく。 あとはバックアップを兼ねながらCarbon Copy Clonerで外付けHDDにコピー(定時コピー)をする。 optionキーを押しながら電源投入すれば、起動ドライブの変更が可能となるので、バックアップした外付けディスクでの試験運用も可能なのです。 それで良しとなれば内蔵ディスクとの交換をすれば良いわけです。